アップルの携帯電話 |
今日(米国時間23日)アップルコンピュータ社からiPodの新機種が発表されました。私は昔auの音楽が聴ける機種(S社)を持っていましたし、今はFM放送が聞ける機種(別のS社)を使っています。 確かにiPodは魅力的な製品ですが、本当はiPodの機能を内蔵したアップル社製の携帯電話が欲しいのです。FireWire(IEEE1394)でPCにもつなぐ事ができて、外部記憶装置としても使える携帯電話なんて素敵です。 FOMA A902iPodってどうでしょう?>アップルコンピュータ社&NTTドコモ御中 P.S. 2005年1月5日の日記と矛盾しないかって?ご心配なく。FOMAは会社用、auは個人用で使っています。 (2005.2.24[Thu])
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キヤノン EOS 20Da |
今日キヤノンからEOS 20Daが発表されました。最近の天体写真もデジタル化の波が押し寄せていて、ここ数年は冷却CCDカメラの全盛だったのですが、デジタル一眼レフカメラもそこそこ写るという事が分かって最近ではよく使われています。一眼レフデジカメの天体写真市場がどの程度の規模かは分かりませんが、このEOS 20DaはEOS 20Dをベースに天体写真撮影にチューニングした受注生産モデルです。納期3ヶ月だそうですが、魅力的です。 EOS 1Dも欲しいし、悩みどころです。 関連URI http://canon.jp/ http://cweb.canon.jp/camera/eosd/20da/index.html (2005.2.14[Mon])
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☆に名前を・・・ |
新しい彗星を発見すると発見者の名前がつくのはご存知でしょうか。鈴木さんが発見すれば鈴木彗星、佐藤さんなら佐藤彗星という具合(1/6の日記のマックホルツ彗星はアメリカ・カリフォルニア州のマックホルツさんが発見)。でも、彗星を発見しようと専門に観測している人は大勢いますし、最近は自動掃天システムや人工衛星で発見されるケースが多くなりました。一般の人がチャレンジするのはハードルが高いです。 でも一部の企業がやっているインチキ(※)命名ではなく、一般の人でも労せずして星に自分の名前を付けてもらう方法があります。 それは、小惑星を発見しようと観測している人と親しくなる事。小惑星の名前は発見者が国際天文連合(IAU)に提案する権利があり、変な名前でない限り認められます。自分の名前は提案できない事になっているようなので、その他の名前を考える事になります。日本だと歴史上の人物とか地名が採用される事もありますが、発見者の友人・知人というケースもたくさんあります。 という訳で、そういうアマチュア天文家と仲良くなると、あなたの名前を付けた星が夜空に輝く可能性もゼロではありません。 ※“インチキ”と断言すると件の某社から訴えられる可能性があるそうなので、正確に。それらの会社がやっている命名はその会社が勝手に作ったデータベースに(有料)登録されるだけで、国際天文連合や天文学者の命名とは何の関係もありません。また一般の人々にそれらが認められる事もありません。 さらに注; 明るい小惑星は発見されつくしていて、今後発見されるであろう小惑星は非常に暗く、肉眼で見える可能性はほとんどありません。大型天体望遠鏡で見るか、写真で確認する事になります。 (2005.2.12[Sat])
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建国記念の日 |
明日(2/11)は『建国記念の日』です。“建国記念日”と間違っている人が多いですが、「の」が入ります。戦前の『紀元節』(神武天皇が即位した日を祝う)と同じ日で、国民の祝日に制定する際に当時の社会党の反対もあって「の」が入った経緯があります。 なお、国民の祝日に関する法律(昭和23年7月20日法律第178号)では日付が定められていません。「政令で定める日」となっています。 そう言えば茨城県を“いばらぎけん”と読む人が圧倒的に多いですが、正しくは「いばらきけん」です。(「き」と読んで濁らない) 舌鼓を“したづつみ”(正しくは「したつづみ」)、独擅場を“どくだんじょう”(正しくは「どくせんじょう」)など、色々間違いはありますね。 ※「したづつみ」「どくだんじょう(独壇場)」は広辞苑にも載っていて一般的に使われる言葉になっています。 (2005.2.10[Thu])
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立春 |
昨日は節分で、今日は立春。少々寒さが和らいだせいで、何となく春らしさを感じる天気です。太陰太陽暦(旧暦)では立春の頃が元旦に相当していたとか。 そこで、疑問に思ったのは「1月1日がなぜ年初なのか」。日本語だと疑問の建て方が意味不明になりがちですが、なぜ年初がFebruaryでもMarchでもなく、Januaryなのか。 #日本のカレンダーでは1週間が日曜日から始まるように書かれますが、欧米では月曜日から始まるのが一般的なはずです。これと似たような議論。 いろいろと調べた結果、ローマ暦でさらに昔に3月1日を年初とする暦から1月1日を年初とする改暦が行われ、それが引き継がれているらしいということが分かりました。 ちなみに立春は太陽黄径が315度になる日と定義されています。 PS 太陽暦を使う限り季節と暦は(ほぼ)一致しますからどの季節を年初にするか、という決めごとになります。天文学的には春分の日(太陽黄径が0度になる日)などが候補になりますが、歴史的には冬の終わり=春の始まりなどが採用されてきたようです。 ※参考URI http://astro.ysc.go.jp/izumo/shogatu.html お正月の始まり−横浜こども科学館 (2005.2.4[Fri])
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判事はOfficeユーザー・・・? |
松下電器産業がジャストシステムを特許権侵害で訴えた事件で、東京地裁が「一太郎」と「花子」の販売中止と在庫の破棄を命じた(2005/2/1)ケースは驚きました。 ※平成16年(ワ)第16732号特許権侵害差止請求事件 事案のケースが特許権として有効かが争われたようですが、驚きなのは松下電器が損害賠償ではなくソフトの販売中止・破棄を求めた点。対象となる特許を松下電器が商品に使用している(実施している)とは思えないので(少なくとも私は知らない)損害が(ほとんど)生じていない事が理由かも知れませんが、訴えることの利益がどこにあるのか、少々疑問です。 残念ながら本件裁判に至る経緯の情報が少ないのでその背景を知る事ができませんが、販売中止・破棄という決着よりはもう少し賢い選択肢は無かったものか、残念に思います。 ジャストシステム側は控訴するようですので、今後の展開を見守りたいと思います。 でも、この件で一番特をするのは漁父の利を得る某社ですかね。 PS 青色発光ダイオードを発明した中村教授が昔在籍していたのが徳島に本社を持つ日亜化学工業、今回の件で打撃を受けたジャストシステムも徳島の会社です。 地方の有力企業に逆風が吹いている印象を受けますが、やりすぎると某国の罠に陥りますよ。 ※その後の情報で、松下電器産業がライセンス料の支払いをジャストシステム側に求めたが拒否された、との報道がありました。ジャストシステム側が特許の成立そのものを認めない立場を取っているようです。前提となる主張に大きな相違がある以上、両者の話し合いを期待するのは難しそうです。 権利の侵害を受けた場合は特許法第100条の差止請求権に基づいて「その侵害の停止又は予防を請求」する事ができ、「侵害の行為を組成した物の廃棄、侵害の行為に供した設備の除却」等を求める事ができます。さらに、同法第102条で損害額の推定を行い、損害賠償請求を求め、または不当利益返還要請求をし、さらに同法第106条に基づいて信用回復請求もできます。 この件は松下電器側の主張とジャストシステムの主張が対立しているので上訴審の展開も考慮しなければいけませんが、第三者としてみればもう少し賢いやり方はなかったのか、やはり疑問に思います。 参考URI 朝日新聞(asahi.com) http://www.asahi.com/national/update/0201/019.html (2005.2.1[Tue])
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