HST画像の日本語による解説


HST's Greatest Hits 1990-1995

超新星 1987A オリオン座大星雲 車輪銀河 彗星の衝突 ギャラクシーM100 Saturn Storm Black Hole Cat's Eye Nebula Cygnus Loop Mars

宇宙のフォトギャラリー

ハブル宇宙望遠鏡は、ドラマティックで、他に例をみない天体写真によって、宇宙の無限の価値についての畏怖と驚異の新しい幕を開けました。旅行者が良いスナップ写真を見せ合うように、ハブル宇宙望遠鏡の最もスペクタクルな画像を提供します。
上の写真の中から一つをクリックすると、簡単な説明を見ることができます。また、下の写真またはタイトルをクリックすると、大きな写真と解説が見られます。

SN1987A 超新星 1987A − 消滅した星の暈(かさ)

不気味な赤いレムナントの、ほぼ鏡像の対“フラフープ”が、1987年の超新星爆発の星の残骸を形成している。1994年4月

Orion オリオン座大星雲 − 星の生まれる場所

広がりつつあるガスの巨大な壁が、新しく生まれた多くの恒星(ほとんどがダストの円盤−ハブル宇宙望遠鏡によって発見された−を伴っており、太陽系の萌芽(ほうが)かも知れない)のカラフルな背景を形成している。1994年1月

Cartwheel 的を射抜くような衝突によってできた車輪銀河

渦巻き銀河と小さな侵入者の劇的な正面衝突が、エネルギーの波を発生させ、新たな恒星の誕生の嵐を呼び起こし、幻惑的なリングのような構造を形成した。 1995年1月

Impact シューメーカー・レビー第9彗星が木星を爆撃

ハブル宇宙望遠鏡は、木星が彗星の破片と衝突したことによる、木星大気の予期しない劇的な変化を追跡した。チタンの爆風が、巨大惑星の雲の頂きに巻上げられた黒い破片による、一時的な“打撲傷”を残した。1994年7月

M100 渦巻き銀河 M100

数千億の恒星によって構成されている荘厳な風車が、希少な脈動変光星を宿しており、宇宙の大きさと年齢の手がかりを与えている。この銀河は非常に遠く離れているので、ハブル宇宙望遠鏡の見ているのは、恐竜が地球上を歩いていた頃のものである。1994年1月

Saturn 土星の嵐

地球を飲み込むほどの大きさの珍しい嵐が、土星の赤道付近に現われた。上空の速い風が、嵐を特徴的な矢じりのような形にした。1994年12月

NGC4261 系外銀河 NGC 4261の中の
ブラックホールらしい天体の回りのリング

活動銀河の中心で、非常に重いブラックホールとおぼしき天体の重力が、フリスビーのような冷たいガスの円盤を形成している。引き続くハブルの別の活動銀河 (M87) の観測で、巨大なブラックホール − 光を含む全てのものを捕まえる重力の“底無しの穴” − の存在が確かになってきた。1992年11月

CatsEye 惑星状星雲 NGC 6543
死に逝く星の回りのガスでできた繭

神秘的な恒星の花火が、非常に入り組んていて対称的な構造から成る、広がりつつあるガスの殻とブローランプのようなジェットを作っている。この星雲は、恒星の進化の最終段階の化石資料である。1995年1月

CygLoop 白鳥座の網状星雲 − 恒星の時限爆弾からの爆風

超新星爆発からの高速のガスが、星間物質の暗いより冷たい雲にぶつかっている。津波のエネルギーによる衝撃と加熱により、雲は明るく、ネオンのような色になっている。1995年2月

Mars 火星の天気予報

細い雲、融けつつある極冠、砂塵嵐のない表面すべてが、火星の北半球の冷たく澄んだ春を示している。ハブル宇宙望遠鏡は、気象衛星として、他の惑星の気候を研究するために働いている。1995年2月
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HST in Japanese(T/Mori Internet Project)
Copyright © 1996,Tadashi Mori.
Tadashi Mori