宮廷女官チャングムの誓い 今週の名言

第15話 捨てられた食材

味覚が回復したチャングムだが、まだそれを知らないチェ尚宮は水刺間にふさわしくないと言う。公開の場で味覚検査を受けることになったチャングム。味覚が戻ったことを知らされたチョン最高尚宮も検査をすることを決定。チャングムはアミの塩辛の味を次々と当てていき、味覚が回復したことが周知の事実となる。チョン最高尚宮は、王子の麻痺の原因を自らの体で実験して確かめたチャングムを料理人として立派だと言う。そして、その後遺症に苦しむチャングムを追い出そうとするのは情けに反すると暗にチェ尚宮を批判。

ヨンシン女官長(提調尚宮)は、最高尚宮選定を競い合いで決めることを止めさせようと工作するが、王ではなく王太后(大妃)が審査をすることになり、競い合いそのものは行われることになってしまう。競い合いでもかまわないとチェ尚宮は意に介さない。
王太后から競い合いの最初の課題が出される。洪水の被害があったため、王子の豪華な誕生祝いを中止にし、民に心を寄せるため普段捨てられている食材を使って一汁一菜とご飯の新たな料理を作ることであった。
捨てられる食材を探すクミョンたちと、チャングムたち。クミョンは魚のエラで塩辛を作ることを思いつく。一方チャングムは、梅の実を使って塩漬けを作る。汁物はどちらもソルロンタンにすることを決める。クミョンは良い牛の骨が売り切れだったため、水刺間の残り物を使うことにする。丁寧に煮込みをするクミョン。一方、チャングムは良い食材を求めて隣村まで買い付けに行く。時間が無いチャングムは技巧でカバーしようとする。
王太后の前に料理を出すハン尚宮たちとチェ尚宮たち。試食をした後、皇后は「チェ尚宮の勝ち」を宣言する。「どうしてか、理由が分かるか?」と尋ねる王太后。「理由は承知しております」と答えるハン尚宮であった。

解説

「心を込めて料理を作る」と言いながら、味覚が戻ったことを喜びすぎたのか、チャングムは手抜きをしてしまいます。ハン尚宮も王太后もそれをお見通し。チェ尚宮・クミョンチームもひたむきに料理を作れば、食べる人はそれを受け取ってくれる。謀略をめぐらすのが彼女たちの本当の姿ではないと感じます。
競い合いの料理を作る様子を後ろから覗き込むチョン最高尚宮の様子が良い。
ちなみに、私は塩辛が苦手。小泉教授に「お子様」と怒られそう。

今週の名言

「食べる方が笑顔になって下さるよう願いながら、心を込めて料理を作ります」

ヨンセンのアドバイスに従って、味覚を失った時に励ましてくれたミン・ジョンホに料理を作って手渡した時のチャングムの言葉。直後にミン・ジョンホが、尋ねて来たクミョンに受け売りで言っている。その結果、クミョンが元気になる。